【コンサート】ラ・プティット・バント - 2011.07.05 Tue
先週の土曜日にラ・プティット・バンドのコンサートに行ってきました♪
だいぶ前の記事に書いた自分へのご褒美チケットその2です!
※ その1はアシュケナージさんの指揮が目当てのNHK交響楽団だったのですが、
自分の演奏会の準備と仕事が激務過ぎて、
うっかり1週間勘違い(もちろん後ろに)という失態を犯し無意味に・・・涙
チケットを購入した3月頃は、ブロ友さんの記事に触発されて
バロックに興味を持ち出した頃だったのですが、
今回は生まれて初めてのピリオド演奏?で、本当にワクワクでした。
(自分の演奏会も終わってすっきり!!だったのでw)
~ピリオド演奏 ~
当時の楽器、当時の奏法を用いた演奏。
~ラ・プティット・バンド Wikipediaより~
ラ・プティット・バンド(La Petite Bande)は、ベルギーを拠点とする古楽器オーケストラである。
ラ・プティット・バンド合唱団も併設している。
ドイツのハルモニア・ムンディ・レーベルへの録音のために、
グスタフ・レオンハルトとシギスヴァルト・クイケンにより1972年に設立され、
クイケンがコンサートマスターを務めた。楽団の名称はリュリが率いたオーケストラに由来する。
レパートリーは活動初期はバロック音楽が中心だったが、
近年はハイドン・モーツァルトなどの古典派音楽まで及ぶ。
プログラム*****************************************
J.S.バッハ
ブランデンブルク協奏曲 第2番 ヘ長調 BWV1047
ブランデンブルク協奏曲 第6番 変ロ長調 BWV1051
三重協奏曲 イ短調 BWV1044
ブランデンブルク協奏曲 第5番 ニ長調 BWV1050
ブランデンブルク協奏曲 第3番 ト長調 BWV1048
*********************************************************
まあ、ひとことで言うとブランデンブルク祭り??笑
さて、さっそく本題!!
全部は書ききれないので、印象に残った曲を!!
ブランデンブルク協奏曲 第2番 ヘ長調 BWV1047
編成(正確かどうかはわかりません・・・)
ナチュラル・トランペット(F管)※、トラベルソ(リコーダー)、オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラ、
チェンバロ、バス・ドゥ・ヴィロン※、ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ※
※ナチュラル・トランペット
ヴァルブのない自然倍音楽器。音程が外れやすく、
バッハの時代でもこの曲を演奏するのは至難の業だったに違いない・・・とプログラムに解説ありw
※バス・ドゥ・ヴィロン
チェロより一回り大きな弦楽器(コントラバスより高いため、響きが軽やか)
※ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ
肩から腕にかけて楽器を支えるチェロ
←この楽器は、シギスヴァルト・クイケン(このバンドの結成者であり、常任指揮者)が
常に演奏していましたが、彼はヴァイオリンをあごで挟まないバロック奏法の再発見者として
知られており、又、自ら演奏法も習得したそうです。
とにかく面白いのが楽器であったのは間違いないですが、その中でも、トランペット!!!!
ヴァルブがなくて、ちょっと音痴??な感じの音だったのですが、
その分片手が空くので、腰に手を当てて演奏している姿がとっても印象的でした!
三重協奏曲 イ短調 BWV1044
編成(正確かどうかはわかりません・・・)
ヴァイオリン、ヴィオラ、トラベルソ(リコーダー)、チェンバロ、
バス・ドゥ・ヴィロン※、ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ※
この曲、じつは知りませんでしたが印象に残った理由は、
途中で、ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラの弦が切れました・・・
このバンドの弦楽器はバッハの時代同様、羊の調で作られたガット弦を用いている
とありましたが、もしかして切れやすいのでしょうか??
でも、その分弦楽器の弦が擦れる音が、すごくナチュラルに感じました。
・・・で、弦が切れたリーダーのシギスヴァルト・クイケンさんは、
切れた瞬間パパッと舞台袖に下がり、5分ほどして颯爽とステージ中央に戻ってきて、
「Sorry..... From the beginning....」
と笑顔で挨拶し、最調律→再演奏となりました。
個人的には音の響きがやわらかく、これが当時の人が聴いていたかもしれない
音色なのかなぁって思うと、凄く見ていて不思議な気分でした。
秋や来年の初めに他の古典楽団が来日する予定もあるようですので、
興味がある方は是非!
ちなみに、シギスヴァルト・クイケンさんにCDにサインをしてもらったのですが
なんか彼バッハに似てないですか???
彼の音楽を奏でているうちに、似てきてしまったのか???
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